SWRCの岩場セクション、通称クローラーパラダイス。苔むした大岩が連続するSWRC屈指の難所ですが、コツを掴めば一気に攻略の幅が広がります。今回はフィールド管理人の視点で、岩を登り切るための鍵「フロント荷重の作り方」を解説します。

コツ1:ラインは岩の下から見上げて決める
操縦位置から見下ろすと、岩の斜度は実際よりゆるく見えます。アタック前に一度マシンの高さまで目線を下げて、岩を見上げてみてください。フロントタイヤが最初に接地する角度が90度に近いほど登れません。正面突破が無理そうなら、斜めに取り付いてスイッチバック気味に高度を稼ぐラインを探します。岩の割れ目や苔の切れ目は天然のステップです。
コツ2:フロント荷重は「止まる寸前」の速度で作る
登坂中のクローラーは、後ろに重心が移ってフロントが浮きやすい状態です。ここで速度を上げると、フロントタイヤが岩を弾いてグリップが抜け、そのまま後転(バックフリップ)コース。逆に止まる寸前までゆっくり進むと、フロントタイヤが岩に押し付けられて荷重が乗り続けます。スロットルは「開ける」より「開け続ける」イメージで、じわーっと一定に。登り切る瞬間だけ、ほんの少し足します。
コツ3:滑ったら粘らず、半車身下げてやり直す
タイヤが空転を始めたら、その場で粘っても苔を磨くだけです。半車身バックして、ステアリングを少し切ってから再アタック。タイヤの接地点が数センチ変わるだけで、あっさり登れることがよくあります。それでもダメなら、ウェイト(真鍮ホイールやフロントバンパーへの追加ウェイト)でフロントを重くするセッティングも有効。SWRCの常連さんのマシンはフロントヘビーが多数派です。

岩場セクションはクローラーコース内にあり、日帰り走行2,000円で遊べます。難易度別のラインが無数にあるので、初心者は緩斜面から。レンタルなら手ぶら体験(4,000円)のレイジ1.9(ロッククローラー)が岩場向きです。
まとめ
- ラインはマシン目線で見上げて決める。割れ目と苔の切れ目がステップ
- 止まる寸前の速度でフロント荷重をキープ。スロットルは一定に
- 空転したら半車身下げて接地点を変える。フロントウェイトも有効